noval
ノバル工法の特徴

 ノバル工法では、従来型ダウンザホール工法の削孔能力と同等以上の削孔能力を維持した上で、削孔後、ノバルハンマーを引き上げ時、目的に応じてビット先端より根固め用・杭周固定用・孔壁保護用等のグラウトを確実に孔底へ注入・充填が可能であるため従来型のような、孔底確認→別途機械にて注入という工程が省け、機材省力化・工期短縮が可能となり経済性・品質が向上しました。また、削孔後、崩壊防止剤を注入することにより、孔壁を安定させることもでき、従来型で必要な口元管の打ち込み工程や口元管から孔底間の崩壊の憂慮も不要となりました。

特徴1
特徴2

また、ノバルハンマーはスクリュー排土方式を採用しているため、破砕されたスライムは、回転するスクリューで容易に排出され、一般土・転石・玉石・岩盤等幅広い地層の変化にも十分対応でき、スライムの吹上が従来型よりも圧倒的に減少しました。また、削孔途中先端より水を注入することにより、瞬時に粉塵をなくすことも可能です。この結果、道路際・軌道内・民家近隣での施工も可能となりました。粉塵対策も簡易的なもので対応できるため、安全性・施工性・周辺環境への影響が向上しました。

適用範囲

土留め、山留め、抑止杭、擁壁基礎、土木基礎、鋼矢板・H形鋼・PHC杭等の先行削孔、地下連続壁

ノバルハンマー・一般ダウンザホールハンマー振動・騒音比較

測定結果 (15m地点)

《騒音結果》

単位:dB

  上端値 中央値 下端値
ノバルハンマー 73 70 67
一般ダウンザホール 88 85 78
騒音結果
《振動結果》

単位:dB

  上端値 中央値 下端値
ノバルハンマー 50 48 34
一般ダウンザホール 71 68 64
振動結果